安井浩太郎

早稲田大学 応用化学科に進学したきっかけ・理由

中学生までは、歴史が好きでした。また、音楽にも興味があり、色々な楽器の演奏をするのも好きでした。小さい時の夢は、アナウンサーになることでした。その頃は、今のように科学に興味を持つとは考えてもいませんでした。なんとなくですが、将来は文系の方に進むだろうと思っていました。この大学に進学を決めたきっかけは、中学と高校の時の担任の先生が早稲田大学の出身者で、その二人の先生の影響が大きかったと思います。高校の化学の授業は、物足りなさがあるのが普通かと思いますが、先生の授業がすごく面白かった。真剣に教えてくれましたし、時には厳しく怒ってくれたりもしました。人間的にも尊敬できました。化学の面白そうな本を紹介してくれ、生徒の疑問に対してもしっかり話もしてくれました。この出会いがきっかけで、化学を勉強してみたいと思いました。この二人の先生方に会っていなければ、おそらく文系に進んでいたと思います。

大学生活が始まってどうでしたか?

現在は、大好きな化学ということもあり、楽しんで勉強しています。学内には、いくつかお気に入りの場所があるので、そこで勉強をしています。
以前は、人と話すのに少し苦手意識がありましたが、大学に入って気の合う友達ができて、以前より楽しく話せるようになりました。大学の実験は楽しいですが、最初は自分の手際の悪さに落ち込んだりしました。最近はだいぶ慣れてきて、どんな変化が起こっているかなどを冷静に見ながら出来るようになりました。また、数人のグループで実験をすると、共同作業ということもあってか普通に話をするより仲良くなれるような気がします。みんなでご飯を食べに行ったりして楽しい時間を過ごせています。この大学・学科に入って、全体的に楽しく勉強をできていて、様々な出会いもあって、正解だったと思っています。また、いろんな場面で成長できたのではないかと感じています。

大学以外の活動は?休日の使い方など

勉強に集中するために、高校生~大学入学前に一度全部やめましたが、最近は余力が出てきたので以前やっていた音楽活動趣味を始めました。中学3年生まではピアノをやっていて、その後高校時代は友達とバンドを組んでベースを始めたりもしました。最近は、高校時代からいったん辞めていた合唱団の活動に再び参加したり、ピアノやベースを趣味としてもう一度始めています。
塾講師のアルバイトもしています。主に小中学生に勉強や作文を教えたり、その他にも理科の実験教室や、ブロックを使ったロボット作りの教室を担当しています。
時間的には、かなり詰め込んでいますが、すべてに関してバランス感覚を大事に、今後の学生生活も楽しんでいこうと思っています。

将来はどうしたい?

大学院に進学するつもりです。入学した時点で決めていました。個人的には6年間でひとくくりだと思っています。将来は、化学を使った職業につきたいと漠然と思ってはいますが、まだ今は勉強をしているだけで研究まではできていないので、研究が楽しいと思える学力が付いたらそこから研究者になるか否かを決めていきたいと思っています。色々な授業や先生の話を聞くと、今後の進路については揺れてしまいます。まだ自分自身の興味がどこに向かうのか分かっていません。今はあえて決めず、幅広く興味を持って勉強していこうと思っています。

知識としての化学だけでは終わらない。
使える化学を学んで、鍛え上げられた人材に。