奨学金制度

応用化学科独自の奨学金制度の概要

早稲田大学には、「大隈記念奨学金」「小野梓記念奨学金」「教職員給付奨学金」「早稲田カード奨学金」「校友会給付奨学金」など、多くの給付奨学金(返済不要)があります(関連情報:奨学金―早稲田大学入試センター)。さらに応用化学科では篤志によるご寄付などにより、独自の奨学金制度・報奨制度があります。

現行の奨学金

現在、大学院修士課程以上を対象とした4つの奨学金と2つの褒賞制度があります。

水野敏行奨学金

校友の水野敏行氏が1987年1月5日に88歳で逝去された時の遺言を元に、ご遺族からの寄附を基金として設立されました。
対象:応用化学科または応用化学専攻を主に担当する専任教員が研究指導する学生のうち、

・修士課程奨学生: 博士後期課程へ進学予定の大学院修士課程2年もしくは一貫性博士課程2年

・博士後期課程奨学生: 大学院博士後期課程もしくは一貫性博士課程3-5年の在学生

金額:修士課程奨学生 (年額50万円)、

博士後期課程奨学生 (年額180万円)
選考:2月
実績:268名
(2023年8月末現在)

中曽根荘三奨学金

「高分子の関わる界面化学」分野の研究発展に貢献しようという強い志をもつ大学院生を支援するため、中曽根荘三氏より寄付金の申し出がなされ、2014年に本奨学金を設立しました。
対象:先進理工学研究科修士課程、博士後期課程、一貫制博士課程の正規課程に在学する者で、高分子の関わる界面化学について研究成果を挙げた者。

金額:40万円
選考:2月
実績:7名
(2023年8月末現在)

応化会給付奨学金

応用化学の発展にOBとして助力したいという観点から、よい学生を育成する為の一助として、2005年より本奨学金制度を導入いただきました。
対象:先進理工学研究科応用化学専攻に所属する教員に指導を受ける学生の中から博士後期課程に進学を志す者。

金額:50万円
選考:4月
実績:63名
(2023年8月末現在)

里見奨学金

有為な人材の育成と教育の振興に寄与する公益財団法人里見奨学会により、博士後期課程への進学希望者を5年間継続支援する目的で2016年に設置されました。2019年度より冠奨学金(里見奨学金)として新たに学内奨学金となり、支援が拡充された。単年度給付だが翌年応募時には優先的に採用される。
対象:応用化学科に所属する専任教員または付則の該当教員が研究指導している学生で、博士後期課程に進学希望の者。

金額:修士課程奨学生 (年額 60万円)、 博士後期課程奨学生 (年額 180万円)
人数:2016年度より支給開始
選考:2月
実績:69名
(2023年8月末現在)

応用化学科褒賞

応用化学科卒業生、教員の寄付により2013年に設立しました。優秀な成績を修めた学部4年生1名に卒業時に授与されます。

実績:10名
(2023年8月末現在)

森村豊明会奨励賞

応用化学科創立百周年の機会に、森村豊明会より奨励賞授与の申し出を受け、2018年度に設立しました。対象者は、学部生(2-4年生, 単年度のみの成績(GPA)を基準に選考)と博士後期課程に進学する志ある優れた修士課程2年生の学生を各2名ずつ表彰。

実績:30名
(2023年8月末現在)

過去の奨学金

これまで以下の奨学金が応用化学科の学生に給付されてきました。現在、募集は行っておりません。

平田彰奨学金(2005-2015年)

平田彰氏が2005年3月の定年退職の折に(その後早稲田大学名誉教授)、本学の修士課程から博士後期課程に進学を志す学生を対象とし、応用化学の学問に立脚して世の中の人々の真の幸せに貢献できる研究者の育成を目的として、先生からの御厚意による寄付金を基に設立されました。
実績:20名

過去の褒賞

これまで以下の褒賞が応用化学科で優秀な成績を修めた学生に授与されてきました。

神原周褒賞(2001-2005年)

神原周氏が平成11年に逝去された際のご遺志により、ご遺族の神原達氏からの寄附をもとに設立されました。本褒賞は優秀な成績を修めた学部4年生に賞与されておりました。
実績:5名

嶋﨑和雄褒賞(2000-2012年)

嶋﨑和雄氏が平成12年に逝去された際の同氏ご遺志により、ご遺族からの寄附をもとに設立されました。本褒賞は優秀な成績を修めた学部4年生に賞与されておりました。
実績:13名

古賀憲司褒賞(2004-2012年)

古賀憲司氏が平成16年に逝去された際の同氏ご遺志とご遺族からご厚志からの寄附をもとに設立されました。
実績:14名

知識としての化学だけでは終わらない。
使える化学を学んで、鍛え上げられた人材に。