もともとは薬学部志望だったのですが、将来を医薬品関係に絞るのではなく、大学4年間の中で化学の色々な分野に触れることのできる応用化学科を選びました。早稲田以外にも応用化学科はあるのですが、早稲田の文化祭にきて雰囲気に惚れて早稲田大学に入学することを決めました。 私の高校は付属だったのですが、そのまま上に上がるのでは自分の世界が広がらないような気がしていました。そこで新しい大学に入る事によっていろんな人と出会えるのではないかという希望を抱き入学しました。入学後は、同じ学科内の友達が特に多くできました。実験等で協力しあう関係はとてもいいと思います。他の授業では他学科の友達を作る事もできて良かったと思っています。
授業では高校のときから好きだった有機化学は今でも好きですね。新しい分野として物理化学なんかも、物理は苦手だったんですが少し興味を持つようになりました。入学前は、早稲田では一年次から専門的な授業が展開されるのでついていけるか、という不安もありましたが、今では大丈夫です。高校の化学とは違って、実践的な化学を教えてもらえるので、毎回授業が楽しみです。早稲田の中でも、特に応化は授業や実験が充実していると思います。 私生活の方では、個別指導の塾講師のアルバイトをしています。生徒の中に早稲田を目指している子がいるんですけど、その子が合格を勝ち取るための手助けが少しでもできるようにと、日々私も努力しています。 将来は有機合成を専門に学び、新しい物質を作り出す研究をしたいですね。ただまだまだ自分の幅を広げていきたいので、化学全般をこれからも頑張って勉強していきたいなと考えています。また、特に有機化学の分野で役に立つ、今履修しているドイツ語をしっかり鍛えて将来に備えていきたいと思います。
(2006年度インタビュー。学年は当時のものです。)