荒木優衣

将来は環境問題に携わる仕事をしたい、そう思って応用化学科を進学先に選びました。

 

Q1.化学に興味をもったきっかけ・理由

中学生の頃から、漠然と理系に進みたいと思っていました。最終的に化学を専攻しようと決めたのは、将来的に環境問題に携わる仕事をしたいと思ったからです。世の中の物質はほとんど化学を使って作られていると私は思っています。新しいものを産み出すことで環境問題に貢献できる人になりたいと思っています。

 

Q2.早稲田大学応用化学科への進学を決めた理由

幅広い分野の研究室があることです。化学を使って環境問題に関わりたいというのは決まっていましたが、具体的にこの分野でとは決められていなくて、応用化学科には、触媒はもちろん、エネルギー、食品、薬品など幅広い分野の研究室からじっくり選べるのがいいなと思いました。

 

Q3.高校時代に夢中になったこと

生活の軸は部活動でした。吹奏楽部でトランペットを吹いていました。毎日練習があり、副部長という役職も経験し充実した部活生活を送っていました。トランペットはメロディを担当する楽器なので、華やかで楽しそうというイメージがあって選びましたが、メインの部分を演奏できてやりがいがありました。

 

Q4.高校の授業と大学の授業の違う点

大きく違うなと感じるのは「自由」と「責任」がある点です。高校の授業だとカリキュラムが組まれていて、選んだらそのカリキュラムだけを履修するけれど、大学の授業は必修の授業の他に、プラスαでいろんな授業をとれるし、プラスαはとらないという選択もあります。全て自分の責任だと感じるし、大学の授業の方が楽しいなと思っています。

 

Q5.好きな科目・好きな理由

「生物化学」という授業があり、体の仕組み、免疫の働きなどを学びます。それまで何となく知っていた知識を、分子や反応レベルで先生から説明してもらえるのが面白いです。

例えば、「うまみ成分」について詳しく習った時は、うまみとして脳に認識されるいくつかの化合物があり、それが入っているから美味しいと感じるなど、身近な食材で説明してもらえてすごく面白いなと思いました。

 

Q6.授業以外の時間の過ごし方

入学直後から早稲田祭運営スタッフとして活動しています。早稲田は、留学生もたくさんいるし、いろんな学部もあって、多様性のある大学だと思っています。理工キャンパスだけで大学生活を終わったら勿体無いなと思い、一番大きいサークルで本部キャンパスを拠点にしているところに入ろうと思って選びました。他学部の友達ができて、日々、刺激を受けています。

 

Q7.高校から大学に入ってどんな世界が新しく見えてきたのか

自分の将来を自分で考えるようになった気がします。高校生の時は、大学に行くというのが決められていてそのための勉強をし、勉強と両立する形で部活や文化祭、体育祭などに参加していました。大学は、大学院に進むのも、留学するのも、就職するのも、全て自分の自由に選択できるというのはすごく違うなと思います。

 

Q8.大学生活を送る中でどんなふうに自分が成長したのか

色々な価値観に触れ視野が広くなりちょっと丸くなったと思います。大学生になってからそれまで関わったことのないような人と関わる機会が増えました。早稲田には、進学校出身の子もいれば、公立校出身の子もいるし、海外からの留学生もいます。いろんな立場で物事を考えている人がいるのがわかり、自分の考えと違っていても「そう考える人もいるよね」と様々な価値観を受け入れるようになりました。

 

Q9.将来の夢・進路

今はまだ、あまりはっきり決まっていません。大学院に進むか、就職活動をするかもまだ決めていないんです。希望の研究室も決まっていないので、色々みて、学びを深めて決めたいと思っています。大学3年生のうちに企業のインターンシップなどに参加して社会勉強できたらいいなと思っています。

 

Q10.受験生へのメッセージ

大学生になると色々なことに挑戦できる機会が増えるし、色々な人と知り合いになることが出来ます。早稲田大学には多様な人がいるし様々なことにチャレンジしている人がいます。西早稲田キャンパスの中だけで学生生活を完結させるのではなく他の学部の人と友達になると良いと思います。色々な考え方の人と関わるとたくさんの発見があって楽しいです。また大学内の他のサークルのことやワセメシについても知れてより充実した早稲田大学生活になるのではと思います。

 

(学年は取材当時のものです)

知識としての化学だけでは終わらない。
使える化学を学んで、鍛え上げられた人材に。