両親とも理系なのもあり自然と理系科目が好きになっていました。
高校時は学期ごとに3, 4回化学実験があり、石鹸の合成とか身近なものを自分の手で作ったのが化学に興味を持ったきっかけです。大学に入学してからも多くの実験をしたいな、と思うようになり、1年生から専門実験がある応用化学科に進学しようと決めました。当時は漠然と化学が好きで、興味のある分野を絞りきれませんでした。そこで、まずは様々な研究をしている応用化学科に入学して、入学後多くの選択肢の中からやりたいことを選んでいけたら、とも思っていました。
大学は講義をもっと自由に選択して履修していくイメージを抱いていましたが、1-2年生を過ごしてみると応用化学科としての必修科目が多く、高校時と近い印象を受けました。豊富なカリキュラムの中で幅広く化学について学べるところはとても良いです。講義の時間以外は63号館ロームスクエアの広々とした雰囲気が好きで、他学科の友人も交えてお喋りや勉強したりして過ごすことが多いです。
物理が苦手だったのもあって、物理化学が少し苦手です。1年生の時に習う応用化学入門も難しかったです。しっかり講義を聞いて復習して理解するように努力しました。
1年生の頃は講義の予習・復習、レポートなどに追われて少し大変でした。2年生になって大学生活や実験、レポートの進め方にも慣れてきました。もともと多くの人と関わるのが好きなのもあって、今はサークル(テニス、スイーツを食べる)を2つ、塾講師、事務、イベントスタッフなどアルバイトも複数経験して、忙しいながらもアクティブに充実した日々を過ごしています。長期休みには、家族や友人と国内・海外旅行(カナダ、台湾、名古屋、三重、仙台など)にも出かけたりしました。
いろいろな講義を受ける中でどの分野にも興味が湧いてくるので、漠然と大学院への進学を考えているけれど今はまだどんな研究をしたい、というのは具体的には決め切れていません。これから3年生に進んでより専門的な講義を聞いてみて決めていけたらと思っています。
応化学生委員としていろいろな活動に参加していますが、イベントや先輩、卒業生OB・OGの方から色々な分野の話を聞けるところが良い刺激になっています。自分の興味のある分野を見つけられたら良いな、と思っています。
現時点でやりたいことが明確な子はもちろん応用化学科でさらに専門性を身につけることは可能ですが、応用化学科はやりたいことが漠然としている子にも向いていると感じています。応用化学科では研究室配属までの3年間を通して幅広く知識を身につけることができ、興味のある分野を見つけられると思います。応用化学科での生活がとても楽しく、入学できて良かったなと今でも思います。皆さんの進路の1つに応用化学科が入ってくれれば良いなと思います。
(2019年12月インタビュー, 学年は当時のものです)