塗料は 「化学の”カタマリ”です。」

関西ペイント株式会社 竹添 浩司
昭和62年卒

「塗料」は、高分子化合物(=樹脂)、顔料、溶剤その他有機及び無機系添加剤等で構成されるいわゆる複合材料であり、その研究対象は、高分子合成及び反応、有機合成、高分子物性、顔料等の分散、膜物性やその分析手法など広範囲なものです。

また、製品もいわゆる「塗料」に限らず、飲料缶内面コーティング材や着氷防止用コーティング材、フォトレジストや光ファイバー用被服材等の開発、販売も行っています。私の所属する技術研究所第1部第5開発グループでは、フォトレジストをはじめとする、光機能性高分子化合物の合成研究を行っています。製品設計部門との協力により、1つの製品を作り出す苦労と喜びを味わっているところです。

私は、有機合成を大学で学び、現在、高分子化合物の開発、合成に活かそうと努力していますが、先に述べたように、様々な研究対象をもつ「塗料」(とは、呼べないようなものも含め)の世界において皆さんの活躍の場が、必ずあると思います。

就職の際、学生の皆さんが会社に何を求めるかは、人により様々だと思います。給料や休暇、職務内容、やりがいや将来性など、様々な基準で選択することでしょう。

関西ペイントという会社は、前述のように、様々な分野の技術を必要とする「塗料」製品を開発し、製品別に小さなグループで行動し、個人が重んじられ、研究の成果が形となって表れるという特徴をもつ会社です。個人が重んじられているかどうかは、主観によるところも大きいかもしれませんが、少なくとも、私は、今、そう実感することができます。

”関西ペイント”に少しでも興味を持たれた方は、平塚(研究所)にお訪ねください。

入社を希望されるかどうかにか関わらず、一緒にお話しできればと思います。

知識としての化学だけでは終わらない。
使える化学を学んで、鍛え上げられた人材に。